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折れたボルトの抜き方マスター:頑固なボルトを効果的に抜く方法。

2.5
故障、メンテナンス
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HondaNs1のエンジンシリンダーのボルト折がれた😮‍💨旧車やオートバイや車をいじっている方は経験がないですか?そういう時はどのようにしてますか

車やオートバイなどの整備や修理中に、どうしてもボルトが緩まない、または頭がなぶってしまって引っ掛からなくなった、最悪ボルトが折れたなどで困ったことはないでしょうか?そのような時に、私の対処法を公開します、ただしこの作業は長年整備に従事してきましたが、割と難しい方の作業となるかと思います、簡単そうに行いますが、かなりの慎重さが必要となりますので、もし不要な物がありましたら、まずは練習をしてから挑戦をした方が良いかと思います、恐らく一発ではうまくいかないと思いますので注意してください、あくまでも自己責任でお願いいたします

これは腕の見せ所です、折れたボルトを抜いていきます

結構難しい作業なんですよ、失敗するとブロック交換になります

☆作業手順をおおまかに説明します

  • 〖重要〗折れたボルトのど真ん中に正確にポンチを打ちます・・・このポンチ打ち一発で50%位の成功率に繋がります、折れて先端が平坦でなく多にして真ん中が盛り上がっている事が多に所のど真ん中にポンチを打つという事は技術が必要ですね、ポンチ打ちは一発できめましょう
  • ポンチが打てたら今度は真っすぐにドリルで穴を空けていきます、これもまた硬いボルトに空けていくので簡単にはいきませんある程度しっかりしたドリルの刃を使い、浸透剤をかけながら細いドリルの刃、2.0mm(細ければ細いものが良い)から折れたボルトの中心に穴を空けていきます、ここが最重要作業です、慎重に尚正確に、真っすぐに進んでいるか360度色んな方向からドリルを確認して穴を空けていく事です、一番細いドリルがど真ん中を行けば成功すると思います
  • ドリルの刃をだんだんと大きくしていきます、少しずつドリルの刃を大きくしていきます、よく見ていると少しづつネジ山が薄っすらと見えてきます、ネジ山寸前まで焦らずゆっくりと穴を大きくしていきます、そこなできたらストップです、次は逆タップの出番です。
  • 受け側のネジ山が見えてきたら逆タップを使って残りのボルトの残骸を取り除いていきます、薄くなったボルトの残りに通常ネジと逆を向いた工具、逆タップをねじ込むとそこにネジ山に残った残りのボルトが巻き付いて出てくる仕組みになっています、ただ、この際焦ってやるとブロックに圧力がかかるのでブロックを割ったりするのであくまでも無理せず慎重に逆タップを打ち込んでいきます。
  • 逆タップを回していてひっかりが出てきたら残ったネジの残骸が内側から押し出せれてくると思います

画像で説明していきます、見えずらいかと思いますが参考になればと思います

折れたボルトは見えますか?かなり奥の方で折れています。💧これは丁度ウォーターポンプの下側のボルトだったような記憶があります、折れやすいところです、ここは特にウォーターポンプに水漏れなどがあった場合にアルミと鉄の熱膨張の差でボルトのネジの間から水分が浸透して内部で腐食を起こしてボルトの強度が低下して、しかも錆によりボルトを緩める抵抗となり折損します。

ど真ん中にポンチを正確に打ちます、ドリルを固定させるために打ち込みます

工具はなるべくちゃんとした良い工具を使いましょう、正確さが必要となるので安価な工具の精度の悪いものだと失敗する可能性が大きくなります。

使用する工具はこちら

ポンチにドリルドリルの刃、ハンマー、逆タップです

折損したボルトは確認できますか?綺麗に折れているのでわかりずらいとは思いますが銀色に見えているのが折れたボルトです

折れたボルトのど真ん中にポンチを打ちドリルで穴を空けていきます小さなドリルから慎重に数回に分けてゆっくりと穴を広げていきます、その際に防錆浸透剤をかけながらすすめていきます、最終的にはボルトの受け側の溝が薄っすらと見えてくるまで穴を広げていきます

受け側の溝が見えてきたら、逆タップを軽く打ち込んでいきます、逆タップはその名の通り押し込んで行くと周りの折れたボルトが持ち上げられてきます、ただし強くたたくとシリンダーにひびが入る恐れがあるので軽くで大丈夫です。その際上下左右と色々な方向から見て真っすぐ入っていることを確認して工具で逆タップをねじ込んでいきます

逆タップで出てきたボルトの破片です、タップの下の方に巻き付いている物がわかりますか?これはなかなかの精度の良い作業だと自分でも思います。

かなりど真ん中でできたのではないでしょうか、残りの状態からみても、受け側のネジ山は殆ど痛めてない様子です。

ボルトが抜けた後はタップ&ダイスでネジ山を修正してくださいね

タップが無い時はボルトに立てに切り込みを入れて自分で作ったりしてましたよ、しかし、皆さんはちゃんとした物を購入した方が良いかと思います。

【注意】

今回は通常に締め付けてあったボルトの折損修理です、これがネジを締め付けの際に斜めに無理矢理押し込んで折損した場合はもとのネジが斜めに入っているので難易度はかなり上がり、状態によっては諦めないといけない状態の物もありますので注意してください。

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