ホンダ最強の横置きエンジン 4ミニ最も遅い マグナの再生です
近所のお爺ちゃんが、孫が放置したバイクを処分に行ってました、良いタイミングで発見、『(私)そのバイクどうすの』』って聞いたら「(爺ちゃん)今から捨てに行くっと」」『(私)ちょっと待ってちょうだい』「(爺ちゃん)丁度良かった捨てに行く手間が減って良かった、でも部品が揃ってなよ」『(私)大丈夫!』という事でスタートです。
結構傷んでますね、でも楽しそうな1台がきました。
こんな感じで来ました、もちろん動きませんブレーキも固着です。ゴロゴロ引きずって持ってきました、リヤフェンダーも無く、錆もひどい、まずは致命傷が無いかを点検するため、エンジンがかかるようにしてみましょう。
4ミニとは
「4ミニ」という用語は、特に日本のオートバイ愛好家の間でよく使われる表現で、小排気量の4ストロークエンジンを搭載したミニバイクを指します。これらのバイクは、一般的に50ccから125cc程度の排気量を持ち、ホンダの「モンキー」や「ゴリラ」、「ダックス」、「スーパーカブ」などが代表的なモデルです。
4ミニの特徴
- 小型サイズ:軽量でコンパクトな車体設計。
- 4ストロークエンジン:燃費が良く、環境に優しいエンジン。
- 低コスト:購入価格や維持費が比較的低い。
- カスタマイズ性:多くのカスタムパーツが存在し、カスタマイズの楽しみが広がる。
- 扱いやすさ:初心者からベテランまで幅広い層が楽しめる。
主な4ミニモデル
- ホンダ モンキー:小型の車体とユニークなデザインで人気。
- ホンダ ゴリラ:モンキーの兄弟モデルで、少し大きめの燃料タンクを持つ。
- ホンダ ダックス:独特なフレームデザインが特徴。
- ホンダ スーパーカブ:実用性と耐久性に優れ、世界中で愛用されている。
4ミニの楽しみ方
- カスタマイズ:エンジンパーツや外装パーツを交換して、自分だけの一台を作り上げる。
- ツーリング:小排気量ながらも、グループでのツーリングや日帰り旅行に最適。
- レストア:古いモデルを修復して、新品同様の状態に戻す楽しみ。
4ミニは、手軽に始められるオートバイ趣味として多くのライダーに愛されています。小型ながらも奥深い魅力を持つ4ミニは、カスタマイズやレストアを通じて、オートバイの楽しみを深く味わうことができます。
ちょっと エンジンが掛からない原因を探てみましょう
- エンジンのロックの確認します、フライホイールは手で回ります、大丈夫そうですね
- 手応えから圧縮もありそうです
- バルブタイミングの確認です、分解をした形跡がないので恐らく大丈夫ですかね、マグナ50はモンキーとか違って圧縮上死点の合わせ位置がよくわからないんですよね、他の資料でこの辺かなで合わせておきます。
タンクが錆だらけです、放置したことによる 錆が原因ですね
最後は、これに乗って帰宅してるという事は、いつから放置かわかりませんが、《重要》放置の最後は家までエンジンがかかって乗って帰ってきたという事です、これが一番助かる情報です、これが自分で直そうと、いじくりまわされると、原因の特定時に標準の作業ではうまくいかなくなりとても再生がしずらくなります、恐らく大丈夫です。放置による原因を潰していきます。
一通り見てみましたが基本的なところには異常はないのではと推測します、という事は放置によって錆が回ってキャブが詰まりエンジンかからないのか点火系に雨水侵入でトラブルかまたはワイヤーなどの動きが悪くなり掛からないのかということでしょう。
点火系はキックしてみてプラグに火花が飛べば一旦OKとしておきましょう。やはり一番可能性の高いタンク~キャブへの錆から調べていきます。
- やはりタンクが錆で詰まっているんですね、そこから錆びてキャブの中は酷いものです
- これはかなり酷いですね、地道に掃除をしていきましょう
- タンクはAZクリーナーで浸けおきです
- タンクのフューエルコックは交換します
- キャブレターはひとまずキャブクリーナーで一晩浸け置きにします
- スロージェットの詰まりをとるのには通常のキャブの清掃用ツールでは使えず苦労しましたが 100均で一番細い針金で通りました
キャブレターはこんな状態でも復活するんですよ、今回はフロートも大丈夫でしたフロートは水に重しを付けて一晩漬けて置きフロート内に浸水しないかを点検しましょう
錆とりはこれ
私は錆とりはいつもこれです、安くて再利用もできます、バイクのタンクをはじめボルトなんかも浸けおきすると結構おちますよ。
お湯で10倍位に薄めて浸けおきです、再使用ができるのも◎使い終わったらポリ管で保管です。
ガソリンタンク、キャブの清掃調整で一旦エンジンをかけてみましょう
右の画像でぶら下がっているガソリンタンクはこのサブタンクも何かと便利ですよ、レストアラーの必需品。
キャブレターのは取り付け時仮調整をしておきましょう、パイロットスクリューはいっぱいに閉めて(強く締めすぎないように注意です)一回転半戻して、始動してみましょう、たいがいはこれで掛かるはずです。始動時エンジンの様子をよく見ていて下さいね。ちょっとでもプルッつてきたら掛かるはずです。
一発で始動ですやはり凄いHONDAの横置きエンジン
エンジンかかりました、キャブはメインジェットのポートのつまりが取れませんでしたが、キャブクリーナーに浸けおきと、清掃でどうにか大丈夫でした、メインジェットの穴の詰まりを取る工具がなく、百均のハリガネで一番細い物で確か0.03mm?それで通りました。
マグナはキックもなくバッテリーも上がっているので押しがけです💨
さすがホンダの横置きエンジンこの状態からでも簡単にエンジンがかかるんですね。
HONDA 横置きエンジンとは
ホンダの「横置きエンジン」は、エンジンのシリンダーが車両の進行方向に対して横向きに配置されているエンジン形式を指します。この形式のエンジンは、ホンダの多くの小型オートバイやスクーターに採用されています。特に、ホンダの「カブ」シリーズや「モンキー」、「ゴリラ」などのモデルに広く使われていることが特徴です。
特徴と利点
- コンパクトなデザイン:
- 横置きエンジンは、エンジンの全長が短くなるため、コンパクトな車体設計が可能です。
- メンテナンスの容易さ:
- エンジンの各コンポーネント(キャブレター、エキゾースト、シリンダーヘッドなど)にアクセスしやすく、メンテナンスや修理が比較的簡単です。
- 低重心:
- 重心が低くなるため、安定性が増し、特に低速での操縦性が向上します。
- 効率的なパワートランスファー:
- エンジンの出力を効率的に後輪に伝達できるため、ドライブトレインの効率が高いです。
主な採用モデル
- ホンダ スーパーカブ:
- 1958年に初登場し、世界で最も多く生産されているオートバイ。横置きエンジンによる高い燃費性能と耐久性が特徴です。
- ホンダ モンキー:
- 小型でユニークなデザインが特徴のミニバイク。横置きエンジンのコンパクトさを活かしたデザインです。
- ホンダ ゴリラ:
- モンキーの派生モデルで、燃料タンクが大きくなり、航続距離が延びたモデルです。
- ホンダ ダックス:
- 折りたたみ式のフレームを持つユニークなミニバイク。横置きエンジンの配置により、コンパクトにまとまっています。
代表的なエンジン仕様
- 排気量:一般的に49ccから125cc
- 冷却方式:空冷
- 燃料供給方式:キャブレターまたは燃料噴射
- 点火方式:CDI(キャパシタディスチャージイグニッション)
- 始動方式:セルスターターおよびキックスターター
横置きエンジンの魅力
ホンダの横置きエンジンは、信頼性、燃費性能、メンテナンスの容易さなど、多くの利点を持っています。これらの特徴により、世界中で多くのユーザーに愛されているエンジン形式です。また、カスタマイズのベースとしても人気が高く、多くの愛好者が独自のカスタムバイクを作り上げています。
横置きエンジンの採用によって実現されるバイクの特徴や性能は、ホンダの技術力と設計思想が反映された結果であり、これがホンダのバイクが長年にわたり多くのライダーに支持される理由の一つです。
それではどんどん分解していきましょう
古いバイクはほとんどマフラーのボルトが外れず苦労しますよね、先に浸透剤で浸けおきしておきましょうね。このマグナも硬かったですね、ネジ山潰すと莫大な時間がかかるので、ここは慎重にいきたいとこですね。
・エンジン降ろします、チェーンを緩めてボルト何本かで降ります、作業工程は割愛です。ついでに綺麗にしていきましょうね、ひとまず洗います。
ついでに高圧洗浄機で洗います
部品を磨いていきましょう
ワイヤーブラシにスチールウールで磨き仕上げはピカールで磨きます、結構時間がかかります。
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